太平記　第３５話　「大逆転」

根津甚八（新田義貞）、宮崎萬純（勾当内侍）
近藤正臣（北畠親房）、小松方正（名和長年）
武田鉄矢（楠木正成）、原田美枝子（阿野廉子）
片岡孝夫（後醍醐天皇）

義貞「内侍どの？ここはそれがしの館。何故内侍どのが？」
内侍「こちらへお送り致すよう、三位の局に仰せつかりましてござります」
義貞「三位の局に？」
内侍「三位の局は帝にそのようにと仰せ付けられたよし」
内侍「左中将殿がおよろしければ、内侍は内裏に帰参に及ばず、と...」
義貞「帝がおもとにこの義貞のもとへ行け、と？」
内侍「どうぞ...お受け取りくださりませ！内侍はこのたびの恩賞でござります！」
義貞「おもとには、思うお方がおるのでは...？」
内侍「そのお方に、行けと命じられました...！そのお方に...」
内侍。「十年、お声がかかるのをお待ちして...ついにお声が無く...ただ、行け、と...このような内侍、お嫌でございましょう！」
義貞「嫌であろうものか...！恋い、こがれたのじゃ...！わしは、手に入れた...足利にも勝った！何もかも、手に入れた...！」
義貞「恋い、こがれたのじゃ...！」

Autore: ajisai59
Tag: 太平記　 根津甚八　宮崎萬純　　原田美枝子
Inserito: 17 marzo 2012
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